焼肉店ではお客様自身でお肉を焼くスタイルが一般的。そのため、各テーブルにロースターや排気設備を設けるなど、通常の飲食店とは異なる設備設計が必要です。また、お肉や油を意識した視点での設備の準備もしなければなりません。
このページでは、実際に必要となる機器・什器・備品についてまとめました。
焼肉店ではテーブル毎に排煙装置が必要です。天井からストローのように自在に曲げて配置するダクト配管や、焼く機器を無煙タイプにして下から煙を吸い込ませる排気など、お店のコンセプトデザインに合わせた排気設備を導入する必要があります。
常に清潔な状態を保てるように、掃除がしやすい床材の使用や水できれいに流せる防水加工などを施しておきます。また、グリストラップ(油水分離阻集器)で、汚れた水や野菜くずなどを回収できるようにしておきましょう。
厨房では、冷蔵庫・冷凍庫を中心に作業台やシンク、吊戸棚などの設備を整えます。調理道具では包丁や砥石、肉と野菜と分けたまな板などの一般道具が必須です。
フードプロセッサーやスライサーなどの機器があるとより便利だと言えます。特に、回転率を上げたいという場合には、なるべく属人化しないよう包丁を使わない器具などを揃えておくと良いでしょう。
各テーブルにロースターや焼き網、炭火・七輪、食器・椅子など、肉を焼いて食べる道具を一式揃える必要があります。焼き網は、焼いている最中に交換することの多い備品です。そのため、枚数を多く用意しておくと営業中に何度も洗わずに済みます。
また、マンションの1階の路面店舗やビルインの店舗の場合は周辺地域への煙や匂いなどの影響を加味し無煙焼肉ロースターや防煙装置などを設置する必要があります。
焼肉店は油やニオイが付きやすいので、椅子やソファーなどの家具は布製ではなくレザータイプを選ぶと掃除が楽。上着や荷物を収納できる箱やベンチ型の椅子などもお客様に喜ばれます。
焼肉店で揃える設備の選定では、油や煙の特徴を意識して選ぶと掃除や管理が楽になります。
また、焼肉屋の居抜き物件などを活用することで、高くなりがちな焼肉店の初期費用を抑えることができます。
ほかの飲食業と異なり、さまざまな設備が必要となる焼肉店。開業前にどのくらいの費用がかかるのかを把握しておくことが大切です。
トップページでは、公式HPに開業資金が明記されており、サポート体制も整っている焼肉ブランドを紹介。「こんなはずじゃなかった…」を防ぐフランチャイズブランド選びをサポートします。ぜひブランドを選ぶ前にチェックしてください。
出店場所:ロードサイド
(テナントへの出店も可) 店舗面積目安:100坪
出店地:主要ターミナル駅、
急行停車駅または繁華街 店舗面積目安:10~25坪
出店地:郊外駅前 店舗面積目安:20坪
※選定基準
2023年6月9日時点のGoogleで「焼肉 フランチャイズ」と検索し、公式HP上にて焼肉フランチャイズを募集していたのは30社でした。そのうち、公式HPに開業資金の目安と開業前後のサポート体制について明記されており、全国的規模で複数の地域に店舗を展開している焼肉ブランド6社の中から、以下の条件で3つのブランドを選定しています。
じゅうじゅうカルビ…6社の中で唯一、飲食チェーン企業すかいらーくに属しており、大手のバックアップを受けられる。
焼肉ライク…6社の中で唯一、「一人焼肉」という独自の路線を確立している。
焼肉すだく…6社の中で唯一、公式HPに郊外駅前型立地を基本としていると明記されており、穴場の立地に出店できる。