ロードサイドに展開している焼肉フランチャイズブランドはたくさんありますが、その中でもロードサイドでの出店におすすめの焼肉フランチャイズブランドがあります。それが、ロードサイドで経営が成功するためのターゲティングや業態により、全国各地に展開している「じゅうじゅうカルビ」です。
「じゅうじゅうカルビ」は、すかいらーくのグループ企業である株式会社トマトアンドアソシエイツ(以下、トマトアンドアソシエイツ)が運営しています。すかいらーくといえば、ファミリーレストラン業界でも大手であり、多数の飲食店のブランドを展開している大企業です。
ここでは、「じゅうじゅうカルビ」がなぜロードサイドでの経営に向いているのかを解説。焼肉業態でフランチャイズを経営したいと考えている企業に向けて、「じゅうじゅうカルビ」を選ぶべき理由をひも解きます。
目次
ロードサイド型の店舗とは、バイパスを含む幹線道路沿いに立地している店舗のことを指します。
広い店舗面積や駐車場が確保しやすく、駅周辺と比べて地価も安いのが特徴。ただ、ある程度坪数を確保する必要があるので、安く出店できるとは限りません。
車での来客が多いため、走行する車から見てもどういったお店なのかをすぐに判断できるような店名だとなお良いでしょう。
車の交通量が多い場所にあることから、車で10分~15分圏内が理想的です。ロードサイドと言っても、車だけでなく徒歩や自転車などの交通量によって、来店手段の割合が変わります。立地環境はもちろん、1組みあたりの来店予想人数や店舗のキャパシティなどを加味して駐車場の規模を決めましょう。
生活道路沿いか産業道路沿いかによっても少しずつ異なりますが、基本的に幅広いターゲットを設定でき、生活圏外からの来店も見込めます。メインターゲットとしては、車移動が多いファミリーです。
ロードサイドの店舗は、朝から夜まで一日を通して集客が可能と言われています。モーニング、ランチ、ディナーまでいつ来店してもニーズに応えられるようなメニュー構成が良いでしょう。
車を使っているため団体客が多く、メニューの種類の豊富さもポイント。特に、ドリンクバーや食べ放題などを提供するファミリーレストランタイプの焼肉店が望ましいと言えます。逆に、アルコールの提供や夜を中心として営業をおこなう居酒屋業態に似た焼肉店や、一人客だけをねらった業態は出店しづらい傾向にあります。
ロードサイド型店舗として、加盟数を増やしている焼肉FCブランド「じゅうじゅうカルビ」。ファミリーを中心に多くの方が楽しめる焼肉の食べ放題を提供している焼肉レストランです。
高品質な牛肉の確保はもちろん、すかいらーくグループのセントラルキッチンから届く豊富なサイドメニューを提供し、知名度も上げています。
そこで、編集チームでは「じゅうじゅうカルビ」を運営しているトマトアンドアソシエイツにヒアリング取材をし、焼肉ブランドとしての強みやロードサイドに出店したいと考えている方におすすめの理由を詳しく解説します。
すかいらーくは日本全国だけでなく海外にも展開しており、ファミリーレストランなど飲食チェーンとしてその名を知らない人はいない大手企業です。そんなすかいらーくグループの太いパイプにより、原材料の一括調達や調理をカバーするセントラルキッチン、自社保有の配送ネットワークを確保。食材調達から店舗への配達まで一貫体制でコントロールしています。
食材の品質やメニューのクオリティ、メニュー数も担保されており、実際、ターゲットであるファミリー層に届くメニュー構成やサービスにより、NPS(※1)は27.7と顧客ロイヤルティが高い(※2)のも加盟数を伸ばす理由の1つと言えるでしょう。
また、フランチャイズは一般的に統一性が求められますが、じゅうじゅうカルビは外装や内装のカラーを変更が可能です。ブランドイメージを保持すれば、希望に沿った店舗づくりが叶います。
タッチパネルや配膳ロボ、セルフレジ、POSレジシステムなど、デジタルトランスフォーメーションを推進することで少ない人件費で効率的に回転できるようにしています。今後、特急レーンや自動案内システムなどの導入を進めており、生産性を損なうことなく安定的な収益が可能です。
また、すかいらーくでおなじみのネコ型の配膳ロボットは、非接触型であることに加え、かわいらしさなどの理由で顧客満足度アップにも貢献しています。
すかいらーくグループで働く従業員を対象にした家族優待食事制度を用意しています。家族割引でお得に食事ができ、従業員の確保に貢献しながら人材流出も防ぎます。
人や車の通行量が多い幹線道路などにおいて、標準100坪の店舗と駐車場を完備。車での移動が欠かせないファミリーや、郊外から遠出している移動客を取り込みやすいのがポイントです。
すかいらーくによる食材管理とセントラルキッチンでの調理に加えて、物流費をフランチャイズ本部が負担しているのも強みです。ロードサイドに出店するとなると生産拠点から遠方になることもありますが、物流費が無料のため収益が安定しやすいと言えます。
実際にじゅうじゅうカルビをフランチャイズ経営する場合の開業資金や収支イメージを表にしました。開業を考えている方は、経営戦略や事業計画を立てるための参考にしてください。
立地 | ロードサイド |
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坪数 | 100坪 |
加盟金 | 500万円 |
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外内装・設備費 | 7,000万円 |
その他開業資金 (サインなど) |
1,600万円 |
月間売上 | 12,870,000円(年間1.4億) |
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食材原価 | 5,405,400円(42%) |
人件費 | 2,960,100円(23%) |
家賃 | 825,000円/月 |
ロイヤリティ | 3% |
減価償却費 | 550,000円/月間(モデル:開業6年経過) |
販売促進費 | 77,000円/月間 |
その他経費 | 990,000円/月間 |
営業利益 | 1,994,850円/月(15.5% ロイヤリティ支払後) |
石橋観光株式会社
代表取締役 石橋 治氏
『私たちの仕事はお客様に喜んでいただくこと』を合言葉に、「トマトアンドオニオン」や「じゅうじゅうカルビ」などのフランチャイズを3店舗展開している。
(2023年8月インタビュー時点)
もともと、トマトアンドアソシエイツ社がFC展開しているファミリーレストラン業態の「トマトアンドオニオン」を1996年と2000年に出店し、両店ともに開店以降の業績は好調でした。
FC加盟の決め手でもあったトマトアンドアソシエイツ社の企業理念は強く共感できることに加えて、3号店の出店を計画していた当時(2002年から2003年頃)、順調に出店を重ねていた「じゅうじゅうカルビ」に魅力を感じたことがきっかけです。
3号店出店を計画していたのと同時期に、道路整備計画のあった岡山西バイパス沿いに出店候補物件がありました。岡山市中心部に位置しており、岡山西バイパスの通行量が多いと予測できること、商圏人口などの観点から焼肉業態でも成立するであろうと見込んだため、じゅうじゅうカルビ業態での出店を選択しました。
良かったことばかりでなく悪かったこともあります。そのうえで良かったことは、同じ飲食業であってもレストラン業態と焼肉業態では経営に関する考え方が微妙に違うと学べたことです。
その他には、じゅうじゅうカルビに限らずトマトアンドオニオンの運営においてもトマトアンドアソシエイツ社は経営ノウハウをお持ちなので、さまざまな場面で的確なアドバイスをいただき、安心して営業できています。
トマトアンドアソシエイツ社の企業理念に共感できることが大前提だと考えています。単純に金儲けのツールとしてのFCビジネスはうまくいかないでしょう。ノウハウがあり、マニュアルが整備されていても『飲食業=ピープルビジネス』ですから、人間の思いや気持ちという部分は店舗の営業状態、ひいては業績に直接影響を及ぼします。
トマトアンドアソシエイツ社の社長はじめ社員の皆さんと会話したり、営業店舗を視察して店長さんのお話を聞いたりして、トマトアンドアソシエイツ社が目指す店舗を共に創ろうと思えるかどうかを真剣に考えてみることをおすすめします。
食べ放題メニューではお気軽コースや大感激コース、フルコース、学生限定食べ放題、期間限定と趣向をこらした豊富なメニューで気分に合わせて選べます。そのうえ、お肉も高品質です。チルドで届いたお肉を店舗で手切りしているため、お肉の旨味を損なうことがないのが美味しさの秘密です。
また、ランチにも力を入れており、季節ごとに楽しめるメニューや定食、セット、食べ放題コースなどを豊富に用意。デザートは半額、カレーライス、スープバー、サラダ・キムチは無料で付くなどお値段以上のお得感があります。
子連れの外食では、限られたスペースで静かに過ごすのはなかなか難しいもの。好きなものを自由に楽しめる食べ放題は子どもが好きなメニューが見つけやすく、親子におすすめです。特に、じゅうじゅうカルビでは、アイスの食べ放題や1回無料のガチャガチャ、綿菓子機などを用意。食べ物を一緒に選んだり、ガチャガチャや綿菓子機で楽しみながら飽きさせずに食事ができます。
また、アレルギー情報も細かく表示し、安心して口にできるのもファミリーから支持される理由の1つです。
公式アプリでは、店舗検索やキャンペーンのお知らせ、旬のメニューの案内の他、毎月変わるお得なクーポンを配布。楽天ポイントとdポイントに対応しており、ポイントを貯めるのはもちろん店内での支払いに使え、幅広い層から支持を集めています。
一人でしたが窓際の広い席に案内して頂けました。接客もとても丁寧で好感がもてましたし、お料理も美味しくコストパフォーマンスも素晴らしかったです。
平日限定のサイドメニュー食べ放題を注文しました。カレーとアイスバーも付いていて、大変満足しました。お肉も美味しくてリピートしたいと思います。
ねこロボットが運んでくれるので楽しいし子供が喜びます。コロナ対策もできているので安心です。クーポンを利用してお得に利用しています。
トマトアンドアソシエイツが運営している「じゅうじゅうカルビ」は、ロードサイドに強い立地やメニューでターゲットの心をつかんでいます。すかいらーくグループのブランド力や品質を活かし、知名度・人気ともに上昇中です。まだまだ商圏が空いているので好きな場所での出店が叶うでしょう。
物流費を本部が負担するなど地方への出店にも強く、積極的にDX化を取り入れた運営により、少ない人数による効率的なオペレーションが可能。安定した収益を確保しやすいと言えます。
また、トマトアンドアソシエイツは、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会にも正会員として所属。正会員としてのさまざまな資格を満たしており、フランチャイザーとして信頼できる企業であることも安心感につながるでしょう。
じゅうじゅうカルビを運営するトマトアンドアソシエイツでは、アメリカンスタイルのカジュアルなファミリーレストラン「トマト&オニオン」でもFC事業を展開。ジューシーなハンバーグやボリューム満点のステーキ、食欲をそそるパスタなど、お一人様からファミリー層まで老若男女問わず幅広く親しまれています。
トマト&オニオンのメインメニューであるハンバーグやステーキは、専用工場で一貫して製造・加工された高品質な商品を使用。簡単な調理で提供できるため、調理スタッフの専門スキルが不要で効率的な運営が可能です。季節限定のオリジナルメニューや豊富なサイドメニューも、リピーターを呼び込む要素となっています。
幅広い客層に選ばれるよう、アメリカンスタイルの温かい内装と世代ごとに支持されるメニュー構成を展開。たとえば、子供連れに人気のキッズメニューや学生層向けのリーズナブルなセットメニューなど、地域に密着した幅広いニーズに応える仕組みを作ることができます。
トマト&オニオン専用の物流ネットワークを通じて、高品質な食材を安定的に各店舗へ届けています。仕入れの手間を削減し、店舗運営に集中できる環境が整っています。店舗ごとの需要に応じた柔軟な仕入れシステムも大きな利点です。
開業準備の段階からトマト&オニオン特有の運営ノウハウを学べるプログラムを提供しています。スタッフ教育のコツや地域特性に合わせたメニュー展開のノウハウなど、実践的な指導を受けることができます。
売上や在庫管理を効率化するために、最新のデジタルツールを導入しています。店舗の状況をリアルタイムで把握できるため、経営の最適化がスムーズに進みます。オーナーの業務負担を軽減する取り組みとして多くの支持を得ています。
ブランド名 | じゅうじゅうカルビ トマト&オニオン |
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会社名 | 株式会社トマトアンドアソシエイツ |
本社所在地 | 兵庫県西宮市山口町阪神流通センター 1-2-3F |
電話番号 | 記載なし |
ブランド公式HP | https://www.tomato-a.co.jp/jyujyukarubi/ https://www.tomato-a.co.jp/tomatoonion/ |
FC本部HP | https://www.tomato-a.co.jp/franchise/ |