ブランド力や知名度

ブランド力や知名度が高ければ、集客でき、利益増に結びつきやすいと言えます。また、全国に展開しているかどうかもブランド力が大きく影響します。地方で出店しても安定的な収益を確保したいと思うなら、ブランド力や知名度もチェックしておきましょう。

開業資金目安の明記

焼肉店は業態の特性により、当初の想定以上に高額な初期費用がかかります。そのため、開業資金がどのくらいになるかは、事前に把握しておきたいもの。公式HPで費用が明記されているブランドなら、事業計画を立てやすくなり、事前に投資対効果を算出できるでしょう。

サポート体制

フランチャイズでは店長やスタッフを雇用することが多いため、開業前のサポート体制の有無は重要な指標です。もちろん、開業後の経営についてのアドバイスがもらえるかも安定的な運営には不可欠。そのため、開業前から開業後までトータル的にサポートしているブランドを選びましょう。

焼肉業界の市場動向

焼肉業界の市場動向イメージ
※参照元:日本フードサービス協会公式HP(https://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html)より、2020年1月~2021年3月までの売上高の対前年同月比を参照のうえ、編集チームでグラフを作成しました。

コロナ禍でも焼肉業界は売上が増加

長引くコロナ禍により、休業や時短営業、事業規模の縮小や業態変換などを余儀なくされた飲食業界。そんな中でも躍進を続けているのが焼肉業態です。緊急事態宣言下であった2020年4月頃には売上高が約30%まで落ち込んだものの、その後は速やかに回復。焼肉店は、換気設備が整っていることから感染のリスクが少なかったことに加え、ぐるなびのデータでは食べたいメニューランキング1位(※)に食い込むなどもともと焼肉のニーズが高いことが要因とされています。

また、新型コロナウイルスの影響から、人手不足の解消や従業員と顧客の接触機会を低減させるため、省人化やDX化が急進。感染症対策が結果的にコスト削減にもつながっています。

※参照元:ぐるなびPRO(https://pro.gnavi.co.jp/magazine/t_res/cat_2/a_3809/)
※ぐるなび調べの情報です。調査期間:2020年12月25日(金)~12月28日(月)。調査対象:全国。回答者:20代~60代のぐるなび会員1,000名。調査方法:Webアンケートとなり、自由回答をもとに集計。
焼肉チェーン推移イメージ
※画像引用元:日本ソフト販売株式会社HP(https://www.nipponsoft.co.jp/blog/analysis/chain-yakiniku2022/)

焼肉チェーン店の店舗数も右肩上がり

2021年7月~2022年7月の1年間で焼肉チェーン全体の店舗数推移をみると、店舗数が右肩上がりに増加し続けています。2022年7月と2021年7月の前年同月比では、店舗数でちょうど100店舗、3.48%増に。コロナ禍真っただ中であったのにもかかわらず、順調に店舗数が伸びていることがわかります。

前述した換気設備や焼肉のニーズの高さはもちろん、焼肉業態はお客様がお肉を焼くため、特別な技術を習得しなくてもオープンしやすいことも理由の1つでしょう。コロナ禍で居酒屋などが閉店したことで居抜き物件が増え、出店しやすくなったことや感染リスクを徹底的に避けられる一人焼肉を打ち出す焼肉店が躍進したことなども挙げられます。

※参照元:日本ソフト販売株式会社HP(https://www.nipponsoft.co.jp/blog/analysis/chain-yakiniku2022/)

出店形態
ロードサイドの店舗と
駅近繁華街の店舗とで
出店形態は大きく変わる

「ロードサイド型店舗」の特長

ロードサイド型店舗は利益を
確保しやすい

ロードサイド型店舗とは、幹線道路など通行量の多い道路の沿線にある店舗のこと。車でのアクセスが良好であるため、ファミリー層が主なターゲットです。

商圏が広く、食べ放題などの路線で客単価を高めに設定でき、営業利益が確保しやすいのが特徴。一方、ファミリー客がゆったりと利用できるような店舗の広さや駐車場が必要なので、どうしても開業資金が高くなる傾向にあります。

「繁華街や商業施設等の小型店舗」の特長

繁華街や商業施設等の小型店舗は
開業資金を抑えられる

駅近の商業施設や繁華街などに出店しやすい小型店舗は、車を持っていなくても1人や少人数で気軽に立ち寄れることが特徴です。ロードサイドと比較すると客単価が低いため、高回転が利益率確保のカギ。

居抜き物件をうまく活用することで開業資金を抑えられることが魅力。ただ、商圏や物件の関係で、出店したいエリアでの開業が難しいというデメリットもあります。

商圏
出店したい場所が
決まっているなら
商圏の調査は必須

必ずしも希望する場所に出店できるわけではない

必ずしも希望する場所に
出店できるわけではない

集客につながる立地での出店を希望していても、すでにFC加盟店や複数の競合他社が出店済みの場合があります。ロードサイドであっても、人気の高いブランドであれば商圏がかぶっているために出店を断念せざるを得ないこともあるでしょう。目星をつけている土地や物件がある場合には、出店が可能かどうかを事前に確認しておくことが大切です。

商圏分析には、商圏分析ツールやアプリを使えばある程度調査できますが、フランチャイズの本部へ資料請求や問い合わせする際、併せて確認しておく方が良いでしょう。

開業資金
開業資金は想定よりも
高くなるため
事業計画は綿密に

開業資金は想定よりも高くなるため事業計画は綿密に

新規開業資金は2,000万円~。
1億円以上(※1)かかることも

日本政策金融公庫によると、2022年度・飲食店の開業資金の平均額は1,077万円(※2)です。必要な設備が多い焼肉店は、飲食店の中でも開業資金が高い傾向にあることがわかります。

ロードサイド型店舗では見込み客数や高めの客単価で収益を確保できるのがメリットですが、広い立地が必要となるため初期費用が高くなりがち。4,000万円~1億円以上かかることもあります。一方で、小型店舗は省スペースや居抜き物件の活用により、ロードサイドと比較すると開業資金を抑えられますが、それでも約2,000万円~。いずれにせよ想定よりも高くなることが多いので、事前に予算計画や事業計画をきっちりと立てておきましょう。

※参照元 1:株式会社TKカンパニー「焼肉屋を開業するための初期費用は?おすすめの開業方法もご紹介!」(https://t-k-company.jp/blog/629/)
※参照元 2:日本政策金融公庫「2021年度新規開業実態調査」PDF(https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kaigyo_221130_1.pdf)